DHAEPAと脳の関係|DHAEPAのいろいろな働き

DHAEPAと脳の関係

特にDHAが脳と関わっている

DHAが脳と関わっている

DHA・EPAはどちらも同じような働きを持ち、相乗的により高い働きが期待できる成分です。しかし脳に関してはDHAの方が大きく関わっています。脳には血液脳関門と言う、脳の中に不必要なものが入り込まないようなフィルターが備わっています。
そのフィルターをDHAは通り抜けられますが、EPAは極少量のみでほとんど通れません。そのため脳に関わる働きの多くはDHAが担っており、血液中に多く存在するEPAは、血流などの改善から脳へ関わっています。
オメガ3のDHA・EPA以外に、オメガ6のアラキドン酸も脳内には豊富に含まれておりDHAとアラキドン酸が脳と深く関わっています。
(アラキドン酸は卵や豚レバーに多く含有)

 

DHAと記憶力と考える力

脳内にはDHAが約8.4%、アラキドン酸が約7.5%を占めており、中でも海馬には多く含まれていることからも、学習や記憶力と関係が深いと言われています。ものを覚えたり考えたりという学習能力を高める、神経細胞のネットワーク向上にはDHAやアラキドン酸がしっかり働きます。
また知力の向上には何億という神経細胞膜の柔軟性が必要であり、そのためにもDHAは欠かせません。しかし脳内のDHAやアラキドン酸は、60歳を過ぎる頃から急激に減ることも分かっています。若い人だけでなく中高年の人も不足しないことが大切です。

(出典:M.Soderg etal,Lipld,26.421.(1991))

 

認知症への働きも

年齢とともに脳細胞や神経細胞はどんどん死滅して減っていき、脳内DHAやアラキドン酸も減少するため、即時記憶、視空間、言語、注意、短期記憶なども年齢とともに低下していきます。軽い認知障害の人、12人を対象にアラキドン酸とDHAを90日間投与し続けたところ、注意、即時記憶、短期記憶の3項目に改善が見られました。

(出典:S.Kotani eta,Neurosci.Res.56,159-164(2006))

 

また認知症でない年齢平均76歳の男女899名を対象に認知症の発症の有無を、平均9.1年追跡調査をしています。それによって血中DHA量が低い人は発現率が平均約15%、高い人は平均約9%。血中DHA量が高い人ほど認知症発症リスクが低下。そして血中DHA量が高い人ほど、食事による魚の摂取量が多かったのです。

(出典:Schaefer eta,Arch.Neuro,63,1545-1552(2006))

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