中性脂肪・コレステロール・血液への働き|DHAEPAのいろいろな働き

中性脂肪・コレステロール・血液への働き

中性脂肪とコレステロールと血液の関係

中性脂肪の増加は善玉コレステロールを減少させ、バランスが崩れることで悪玉コレステロールの増加につながります。特に内臓脂肪が増えると、超善玉コレステロールとも言われているアディポネクチンが減少。そして増えてしまった悪玉コレステロールや中性脂肪が血液中に多くなると、脂肪が血管に溜まり流れも滞っていきます。これこそ中高年が注意しなければならない、命にも関わる疾患へとつながっていくのです。

 

DHAとEPAの働き

DHAは血管の細胞膜や赤血球の細胞膜を柔らかくしていく働きがあります。つまり硬く老化した血管を、若々しく柔軟な血管に戻すサポートをするのです。そのため勢いのある血流によって起こる急激な血圧上昇も抑えてくれます。

 

普通私たちは、切り傷や擦り傷で血が出た場合でも直ぐに血が止まります。
多くの血栓は血管が傷付くことで止血のために溜まりますが、脂質が多い血液の場合は血管が傷つかなくても、どんどん血栓ができてしまうことになります。EPAは強力な血小板凝集抑制作用があるため、血液をサラサラにし血栓ができないように働きます。またEPAが赤血球膜中に多く存在することで、赤血球を柔らかくし変形能力の向上にもつながり、より血液を流れやすく固まりにくくしていきます。
そしてEPAには小腸から中性脂肪が体内に取り込まれることを抑える作用があります。
また肝臓で中性脂肪が合成されるのも抑えるはたらきも。LPL(リポ蛋白リパーゼ)の活動を高め、皮下脂肪や内臓脂肪の蓄積も抑制します。このようにDHAとEPAのそれぞれの働きが一つとなってコレステロール・中性脂肪へ働きかけをしているのです。

 

いろいろな研究発表もされています

海に囲まれた日本にどんどん欧米の食事が押し寄せ魚離れが始まっていた1971年に、とっても素晴らしい研究報告を伝えてくれたのがデンマークのダイエルバーグ博士。アザラシやセイウチなどの海獣や魚食中心のエスキモーに、血栓症による心筋梗塞や脳梗塞などの病気が少ないという報告でした。この研究発表からさまざまな国の研究者がいろいろな研究を発表しています。

 

日本でも、沿岸漁業地域と農業地域の2つの条件の揃った千葉県において、1980年から2年にわたって千葉大学の平井先生による免疫学調査が行われています。1977〜1980年の3年間にわたって漁業地域である勝浦市と、近郊農業地域の柏市での、虚血性心疾患や脳血管障害による認定脂肪率を比較しています。両疾患とも死亡率は漁業地域の方が低い傾向でした。

 

また京都府の疫学調査は漁業地域、農業地域、商業地域で4年間おこなわれています。心血管疾患発症についての比較で、商業地域や農業地域に比べて漁業地域では負荷心電図陽性率、狭心症発症率、心筋梗塞発症率が低いという結果となりました。食事についての調査では、漁業地域が商業地域や農業地域より肉の摂取が少なく魚の摂取が多いことも分かったのです。血液中のEPAを調べたところ、やはり漁業地域が他の地域に比べ多かったという結果も出たのです。

 

出典:http://www.mochida.co.jp/dis/medicaldomain/circulatory/epadel/index.html

管理栄養士の一言コラム

食事はバランスが大事!

管理栄養士からの一言コラム

DHA・EPAが体に様々な良い効果をもたらしてくれることが分かったと思います。中性脂肪や悪玉コレステロールを減少させてくれたり、善玉コレステロールを増やしてくれたり!

かといっても、サプリメントは毎日の健康をサポートしてはくれますが、本質的な健康維持には生活習慣を改善していくことが重要です。通勤が車異動のデスクワーク、休日はおいしいものを食べて飲んでダラダラしている人がサプリメントを取り入れただけでは健康にはならないのはお分かりですよね?
運動習慣を少しずつ作ったり、日ごろの食事内容を見直して油物を減らす・塩分摂取を減らす・夜遅くには食べないようにしたりなどの「サプリメントを取り入れ生活習慣を変える」ことを目指してください。

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